【専欄】中国・江南地方を旅して 新幹線の切符に“違和感” 旅行者泣かせの電子決済 (1/2ページ)

■元滋賀県立大学教授・荒井利明

 8月から9月にかけて、中国の江南地方を訪れた。蘇州は初めて、紹興は39年ぶりだった。

 目についたのは、「社会主義核心的価値観」の宣伝だ。蘇州駅の飲み物の自販機にも、杭州・西湖のほとりのバス停の表示板にも、「富強、民主、文明、和諧、自由、平等、公正、法治、愛国、敬業、誠信、友善」の24文字があった。

 この24文字が社会主義核心的価値観の基本的内容で、「富強、民主、文明、和諧」は国家の建設目標、「自由、平等、公正、法治」は社会の構築理念、「愛国、敬業、誠信、友善」は国民の道徳規範である。

 習近平が2013年8月の演説で、「全人民が追求すべき共通の価値」と位置付けて以降、中国社会にこの24文字があふれるようになった。それから4年、少なくとも宣伝は中国社会に浸透している。

 中国版新幹線である高速鉄道が中国全土を縦横に走っているおかげで、都市から都市への移動は非常に便利になった。上海から杭州まで1時間、杭州から紹興まで20分だ。

 切符購入時、中国人は身分証、外国人はパスポートが必要で、切符には乗る人の名前が明記されている。列車の切符に私の名前が、と違和感を覚えたが、航空券には搭乗者の名前が書かれている。列車の切符にも乗る人の名前が書かれていても不思議はないのかもしれない。

実名制の徹底は国にとって“好都合”

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