今年の訪日客数2000万人に到達、9月時点で達成

田村明比古観光庁長官
田村明比古観光庁長官【拡大】

 観光庁の田村明比古長官は20日の会見で、今年の訪日外国人旅行者数が、9月15日時点の推計値で2千万人に達したと発表した。昨年(10月30日)よりも45日早い到達となった。

 日本政府観光局(JNTO)が同日発表した8月の訪日客数は、前年同月比20.9%増の247万7500人で、8月単月として過去最高だった。夏季休暇による旅行需要の高まりに加え、航空路線の拡充やクルーズ船の寄港増加が追い風となった。

 国・地域別ではトップの中国が81万9700人(21.1%増)と初めて80万人を突破。韓国の62万900人(35.3%増)、台湾の37万7800人(13.4%増)が続いた。