【ワンタップバイのカンタン投資講座】PBRって何のこと(1)

 その企業の「収益」からみて、今の株価が安いのか、高いのか判断する指標として「PER」がありますが、その企業の「財産」からみて測る指標としては「PBR」があります。PBRはPrice Book-value Ratioの頭文字で日本語では「株価純資産倍率」といいます。純資産は会社の財産ですが、厳密には自己資本といって株主の持ち分の資産を意味します。

 自己資本の金額をその会社が発行している株数で割って1株当たりの財産を計算し株価を割ります。これの意味するところは、「今のその企業の株価は、その企業が持つ財産の何倍で買われているのか?」です。

 一般に、PBRの値が小さい方が割安、大きい方が割高として捉えられます。PBRはネットでも簡単に調べることができ、例えば三井不動産は株価が2355円でPBRが1.15倍、住友不動産は株価3207円ですが、PBRは1.47倍(平成29年8月21日現在)。同じ業界内で、三井不動産の方が住友不動産よりもPBR上は割安と判断します。PER同様、財産の保有状況が業種によって異なるため、同じ業種内、同程度の規模の会社同士の比較に使用します。(取締役 三好美佐子)