サウジ「女性の運転解禁」でトヨタとヒュンダイに恩恵 一方、ウーバーは打撃… (1/3ページ)

リヤド市内にある高級車のショールーム。サウジの女性による自動車運転解禁はトヨタ自動車に追い風になるとみられている(ブルームバーグ)
リヤド市内にある高級車のショールーム。サウジの女性による自動車運転解禁はトヨタ自動車に追い風になるとみられている(ブルームバーグ)【拡大】

 世界で唯一、女性の自動車運転を禁止していたサウジアラビアが26日、原油依存経済からの脱却を狙いに解禁令を出した。同国は年間70万台に迫る自動車市場を擁し、女性の運転解禁はシェア上位を占めるトヨタ自動車や韓国の現代自動車への追い風になるとみられている。一方、これまで女性の足として利用されてきた米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズには打撃となりそうだ。

 来年6月実施を検証

 女性による運転は来年6月に解禁される。実施を検証するための委員会が複数の省庁に設置されており、30日以内に報告をまとめる予定だという。

 サウジの自動車市場でのシェアはトヨタと現代自の2社合計で50%を超え、家族全員で乗れる大型スポーツ用多目的車(SUV)が主流だ。女性が運転するようになれば、小型の車種の販売台数が伸びる可能性が大きい。

 英調査会社LMCオートモーティブのアナリスト、ジェフ・シュスター氏によれば、2016年のサウジでの販売台数は67万6000台。シェア1位はトヨタの32%、2位の現代自は24%だった。LMCが調査している198市場のうち、サウジは21位に位置するという。

 米自動車業界調査会社ケリー・ブルー・ブックのアナリスト、レベッカ・リンドランド氏(サウジ在勤)は「非常に期待している。反対もあるだろうが、女性が経済に貢献しうることを国が認めたという点で、大きな一歩だ」とたたえた。

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