東証反落、円安一服が重荷 堅調な経済統計は好感

 29日午前の東京株式市場は、外国為替相場の円安ドル高一服が重荷となり、売り注文が先行して日経平均株価は反落した。ただ朝方発表の堅調な経済統計は好感された。

 午前10時現在は前日終値比54円91銭安の2万0308円20銭。東証株価指数(TOPIX)は6・28ポイント安の1669・89。

 トランプ米政権による減税を柱とする税制改革案の発表を受けた米長期金利の上昇が一服し、外国為替市場は円買いドル売りがやや優勢になった。円安で業績が拡大するとの期待が後退し、自動車株や機械株が下げた。

 一方、朝方に公表された8月の鉱工業生産指数速報や全国消費者物価指数は市場の想定に近い上昇となった。大手証券関係者は「国内景気の回復基調を確認でき、相場を下支えした」と話した。