著作権脅かす 不正動画「合法」視聴 (1/3ページ)

不正動画を見られるようにするデバイスが、合法的に著作権を脅かす存在となっている(ブルームバーグ)
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 「無料でテレビが見放題!」。コーキーTVのウェブサイトには、こんな魅力的な宣伝文句が踊る。同ウェブサイトでは、アマゾン・コムの動画配信サービスが利用できるデバイス「ファイアTVスティック」やその他のストリーミング装置を改造したものが売られている。これらの装置には怪しげなウェブサイトにアップされたテレビ番組や映画を簡単に視聴できるようにするソフトウエアが組み込まれている。ただし、サイト運営者のコーキー・スタントン氏は、このソフトウエアは完全に合法で、自分のやっていることが法律に一切触れていないことを確信している。

 ◆北米の6%が保有

 米カリフォルニア州ベースレイクの自宅で同サイトを運営するスタントン氏が販売する装置は、1台最大300ドル(約3万3900円)。同氏は「私はただサービスを提供しているだけだ。犯罪者にならないように気をつけている。私は装置を販売し、それをどう使うかはユーザー次第だ」と述べた。

 スタントン氏をはじめとする起業家たちは、ハリウッドなどコンテンツ業界にとって、毎年数十億ドルもの損失をもたらしている著作権侵害との戦いにおける新手の脅威だ。ブロードバンド機器メーカーのサンドバインによると、すでに北米の家庭の約6%が、権限のないコンテンツの視聴を可能にする、こうしたデジタルメディアプレーヤーを保有している。アメリカ映画協会でシニアバイスプレジデントを務めるカレン・ソーランド氏は「これは大きな問題だ。ユーザーにとって極めて使いやすい装置で、急成長している」と指摘した。

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