米ラスベガスで銃乱射 58人死亡、515人以上負傷「米国史上最悪の銃乱射事件」

銃撃事件のあったカジノホテル付近で警戒を呼びかける警察官=1日、米ラスベガス(AP)
銃撃事件のあったカジノホテル付近で警戒を呼びかける警察官=1日、米ラスベガス(AP)【拡大】

 【ロサンゼルス=住井亨介】米西部ネバダ州ラスベガス中心部で1日深夜(日本時間2日午後)、男が銃を乱射する事件があり、少なくとも58人が死亡、515人以上が負傷した。地元警察は、男は自殺したと明らかにした。米CNNテレビは「米国史上最悪の銃乱射事件だ」と伝えた。トランプ米大統領は2日、ツイッターに「犠牲者と家族に哀悼の意を厚く表する。神のご加護を」と投稿した。

 ラスベガスは、カジノなどで知られる世界有数の観光都市。日本人観光客にも人気がある。在サンフランシスコ日本総領事館は、これまでのところ日本人が巻き込まれたとの情報はないとしている。死者数はさらに増える可能性がある。

 警察発表によると、男は地元に住むスティーブン・パドック容疑者(64)。

 現場はラスベガス中心街にある「マンダレイ・ベイ・ホテル」近くの屋外イベント会場で、事件当時はカントリー音楽のコンサートが行われていた。警察は、同容疑者がホテルの32階部分から会場に向けて銃を乱射したと明らかにした。

 観客がネットに投稿したとみられる動画では、ギターの音などに混じって銃声が響いているのが確認できる。会場は大混乱に陥った。

 ロイターが地元警察の話として伝えたところでは、同容疑者単独による犯行との見方が強い。宗教的背景や政治信条などは不明だが、何らかの武装グループと関係している可能性は低いという。同容疑者と同居していたとされるアジア系女性が同行していたとも報じられたが、AP通信によると警察はその後、女性は事件と無関係と判断した。

 米国では銃乱射事件が繰り返されており、昨年6月にはフロリダ州のナイトクラブが襲撃され49人が死亡した。