ラスベガス銃撃、日本人の被害情報なしも旅行各社「情報集める」

 米ラスベガスの銃乱射で多数の死傷者が出たことを受け、大手旅行代理店JTB(東京都品川区)広報室の担当者は「グループ会社の企画も合わせると多くのツアーがある。現在、現地の支店とも連絡を取って、ツアー客の安否確認を進めている」と話した。

 旅行各社によると、ラスベガスは日本人にも人気の高い観光地だが、現在は夏休みシーズンも終わり、観光客は少ない時期。銃が乱射されたとみられるカジノホテル「マンダレイベイ」は、「日本人の利用はそんなにない」(エイチ・アイ・エスの広報担当者)という。

 外務省などによると、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていないが、各社は現地の治安状況などをみながらツアーの日程を変更するかなどを検討するという。

 阪急交通社の担当者は「ツアー客の安否は確認できたが、現地が夜間ということもあり、引き続き情報を集めている」と話した。