NY金、2カ月ぶり安値 原油は50ドル台に反落

 週明け2日のニューヨーク金先物相場は続落し、取引の中心となる12月渡しが前週末比9・00ドル安の1オンス=1275・80ドルで取引を終えた。指標の終値としては約2カ月ぶりの安値水準となった。

 外国為替市場でドルが主要通貨に対して上昇したため、ドルの代替資産とされる金が売られた。米国株が過去最高値を更新して投資家のリスク志向が強まり、安全資産としての需要も後退した。

 一方、原油先物相場は反落し、指標の米国産標準油種(WTI)の11月渡しが1・09ドル安の1バレル=50・58ドルで取引を終えた。前週末に発表された米国内の石油掘削装置の稼働数が増えたことなどが売りを誘った。(共同)