セキュリティー技術者育成、園田道夫さんに聞く 若手の力結集で日本にチャンス 独自ソフト開発へ (3/3ページ)

インタビューに答える情報セキュリティー対策の専門家、園田道夫さん
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 指導者の不足が深刻

 --人材育成での課題は

 「教える人の不足だ。この分野は移り変わりが激しく、必要な知識や技術も毎年のように変わるので、先生には大変な負担だ。サイバー演習用のシステムも必要だが、高いものは数億円もする。こういった環境整備は、やはり税金でやるしかないのでは。指導者育成制度のような仕組みも必要だと思う」

 --日本発の「発明」で安全なネット社会づくりに貢献できるか

 「やれることは、いっぱいある。この分野では人工知能(AI)の活用もまだこれからで、日本にもチャンスがある。やるべきなのは攻撃側の手法を研究することだ。攻撃パターンをうまく機械学習させると、対策を自動化できる。日本には攻撃データを目視で判別できるような職人技を持つ人がいる。そういう職人技とAIの組み合わせといったことができないかと考えている」