ロレアル創業者の孫は世界一の女性富豪 (1/2ページ)

パリのデパートの店頭に並ぶロレアルの商品(ブルームバーグ)
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 フランスの化粧品メーカー、ロレアルの創業者の娘、リリアーヌ・ベタンクール氏が今年9月、94歳で死去した。これに伴い同氏の娘で創業者の孫に当たるフランソワーズ・ベタンクール・メイヤー氏(64)が世界一の女性富豪となった。

 同氏は今回、一族の持ち株会社を通じて家族が保有するロレアルの33%の株式を掌握。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、同氏の個人資産は400億ドル(約4兆5060億円)を超えるが、その中核を占めるのがロレアルの株式だ。

 最近では、創業一族やスイスの食品大手ネスレが保有するロレアル株をめぐり、さまざまな話題が浮上している。同氏は母親の死後、「一族を代表し、ロレアルに対するわれわれの変わらぬコミットメントと忠誠、そしてジャンポール・アゴン最高経営責任者(CEO)および同氏率いる全世界のチームへの信頼を改めて表明する」との発表文を出した。

 だが、ベタンクール・メイヤー氏は、かつて母親が身を置いていた華やかな社交界を敬遠。1日に何時間もピアノを弾くことを好み、聖書やギリシャの神に関する書籍を著したことで知られる。

 リリアーヌ・ベタンクール氏らについて書かれた「The Bettencourt Affair」の著書、トム・サンクトン氏は「彼女(ベタンクール・メイヤー氏)は自分の“繭(まゆ)”の中で暮らしている」と語る。サンクトン氏は著書の中で、ベタンクール・メイヤー氏は少女時代から既に華やかな世界に不快感を表していたと記している。

 同氏は20年余りにわたりロレアルの取締役に名を連ねてきたが、母親ほどロレアルに関心を示してこなかった。

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