「提携解消決定は無効」 WPP、アサツーDKに通知

 英広告会社WPPが日本の同業アサツーディ・ケイ(DK)が決定した提携解消に対し、無効を通知するなど阻止に動いていることが、5日までに分かった。アサツーDKの筆頭株主でもあるWPPは、米投資ファンドのベイン・キャピタルが提示した13億ドル(約1470億円)の買収案に反対しており、徹底抗戦の構えを見せている。

 関係者によると、WPPはアサツーDKがもくろむ提携解消は両者の合意条件に基づき無効だと通知。ベインの買収案に関しては、アサツーDKの価値を著しく過小評価しているとの見方で、あらゆる選択肢を検討しているという。アサツーDKへのベインの買収案をめぐっては、2位株主の英投資ファンド、シルチェスター・インターナショナル・インベスターズも提示価格が低過ぎるとして反対を表明。同社は「現在の提示額はアサツーDKとその資産、フランチャイズおよび将来の事業機会を大幅に過小評価している」と主張し、アサツーDK経営陣は他の買い手を見つけるべく十分に努力していないと批判した。

 WPPとシルチェスターは合計でアサツーDKの発行済み株式の約42%を握る。ベインは20年に及んだ同社とWPPの資本提携を解消させ、非公開化したい考えだが、主要株主の反対で計画は脅かされている。(ブルームバーグ Rebecca Penty)

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