カタルーニャから企業脱出 独立めぐる混乱恐れ拡大の動き (2/2ページ)

テレビ演説で独立に向けた国際的な調停を要請するカタルーニャ自治州のプチデモン首相=4日、バルセロナ(AP)
テレビ演説で独立に向けた国際的な調停を要請するカタルーニャ自治州のプチデモン首相=4日、バルセロナ(AP)【拡大】

 カタルーニャ州のプチデモン首相は4日夜のテレビ演説で、独立に向けた仲介交渉の用意があると繰り返し、独立に向けた国際的な調停を改めて要請。賛否を問う1日の住民投票に法的正当性がないと非難した国王フェリペ6世を批判した。一方で、独立を宣言するかどうかやその時期について明言を避けた。マドリードの中央政府との対立で同州が最終的に切るカードをめぐる不透明感がさらに続くことになる。同首相は州政府が住民投票の結果をすぐに適用すると述べたが、スペインからの独立手続きをいつどのように開始するかには言及せず、時間を稼いだ格好だ。

 スペインのラホイ首相は、投票を阻止するために警官隊を投票所に突入させるなど強硬策に訴え、大規模なデモにつながったが、こうしたアプローチに党派を超えた政治的支持を求めている。今後はカタルーニャ州の自治を停止し、マドリードの中央政府による直接統治に踏み切る可能性もある。(ブルームバーグ Rodrigo Orihuela、Charles Penty)