米空軍、部隊縮小に予算削減…「即応態勢に深刻な影響」 空軍長官が講演で訴える (2/2ページ)

  • (左から)米海兵隊F35Bステルス戦闘機、航空自衛隊F15戦闘機、米空軍B1戦略爆撃機(各2機。航空自衛隊提供)
  • 人偵察機RQ-4グローバルホーク=米空軍横田基地(酒巻俊介撮影)

 米空軍は今月、60歳未満で過去5年以内に退役した大尉~中佐のパイロットについて、再び現役として迎え入れる期間限定の制度を始めたと発表するなど、パイロットの充足率向上に向けた取り組みを本格化させつつある。

 しかしウィルソン氏は「空軍の現状は、徐々に水が熱くなっているのに気付いていない『ゆでガエル』と同じだ。(危機的)状況が常態と化しつつあるが、このままでは空軍は崩壊する」と強調した。