1兆円政府目標達成に弾み 農産物輸出展示会、初の開催

「“日本の食品”輸出EXPO」で、地酒を振る舞う「SAKENETWORK」のブース=11日、千葉市の幕張メッセ
「“日本の食品”輸出EXPO」で、地酒を振る舞う「SAKENETWORK」のブース=11日、千葉市の幕張メッセ【拡大】

 農林水産物の輸出拡大を目指し、食品会社などが参加する展示会「“日本の食品”輸出EXPO(エキスポ)」が11日、千葉市の幕張メッセで開幕した。開催は初の試みで、13日までの期間中に66カ国・地域から企業の仕入れ担当者が1000人以上来場する予定。出展者は商機をつかもうと、自慢の商品を売り込んだ。

 約300の企業・団体が出展し、このうち近畿大などは完全養殖クロマグロ「近大マグロ」の刺し身を提供した。共同で事業展開する豊田通商の担当者は「日本の品質を世界に発信するため、現地のパートナーを探したい」と意気込んだ。

 商社の兼松などが3月に始めた海外向け日本酒通販サイト「SAKE NETWORK」もブースを開設し、代々菊醸造(新潟県上越市)の「吟田川」といった各地の地酒を振る舞った。

 愛媛県漁業協同組合連合会を中心とする「愛育フィッシュ輸出促進共同企業体」(事務局・宇和島市)は、ミカンの皮を餌にして育てた「みかんブリ」や「宇和島サーモン」をPR。ひかり味噌(長野県下諏訪町)はイスラム教の戒律に従った「ハラル」対応のみそを紹介し、担当者は「インドネシアなどへの輸出を増やしたい」と話した。

 2016年の農林水産物・食品輸出額は約7500億円にとどまっており、関係者は19年に1兆円に伸ばす政府目標の達成に弾みをつけたい考えだ。見本市を手掛ける会社「リード エグジビション ジャパン」(東京)が主催。日本貿易振興機構(ジェトロ)がバイヤー招致などに携わり、農林水産省も協力した。

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