FOMC議事録 低インフレで議論「年内利上げには確証必要」

ワシントンにあるFRB本部。既定方針である3回目の年内利上げには低インフレの理由解明が必要になりそうだ(ブルームバーグ)
ワシントンにあるFRB本部。既定方針である3回目の年内利上げには低インフレの理由解明が必要になりそうだ(ブルームバーグ)【拡大】

 米連邦準備制度理事会(FRB)が11日公表した9月19、20日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録によると、インフレ率を低く抑えている要因が根強く続くのか、それとも一時的なものなのかについて踏み込んだ議論が行われた。複数の参加者は、今年3回目となる利上げを支持する前に物価上昇のより強い証拠を確認したいとの見解を示した。

 議事録によると、多くの参加者は、今年に入ってみられる低いインフレ指標について一過性の要因だけではなく、より根強いものとなり得る動きを反映している可能性があるとの懸念を表明した。

 複数の政策当局者は、年内に追加利上げするか否かの判断は、今後数カ月の経済データでインフレ率が目標の2%に向けて上昇するとの確信を強められるかどうかに大きく左右されるとの見解を示した。

 「インフレの傾向を精査する間は、政策緩和の解除において一定の辛抱強さが正当化されるとの指摘があった」としている。

 7~9月期の経済成長については「ハリケーンによる深刻な混乱で抑制されるが、復興が進み被害を受けた地域の経済活動が再開される中で10~12月期の初めには回復する」との見通しが示された。

 また多くの当局者が米国の金融環境は景気拡大を下支えするとした一方、2人の参加者は「極めて緩和的な金融環境が長く続けば、いずれ金融安定にリスクをもたらし得るとの懸念を表明した」という。

 インフレに関しては、多くの参加者が、労働市場の引き締まりがゆくゆくは物価を押し上げるとの考えを示したとしている。(ブルームバーグ Craig Torres)

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