自民・安倍晋三総裁演説詳報 「国民の平和な暮らしを守り抜けるのは自民党と公明党」 (7/7ページ)

街頭演説する自民党総裁の安倍首相=15日午後、札幌市
街頭演説する自民党総裁の安倍首相=15日午後、札幌市【拡大】

 2012年の政権奪還の選挙。私たちは政権交代の選挙とかスローガンではなくて、「3本の矢」の政策でデフレから脱却して経済を成長させる、仕事を作って国民の皆さんを豊かにする。こう約束しました。ひとつひとつ実行してきた。185万人の雇用を作りました。正規雇用になりたい、正社員になりたいという1人に対して1人分の正規の職がある、正規雇用の有効求人倍率1倍という状況を私たちは作り出すことができたんです。政権交代前はどうだったか。0・5だったんです。2人に対して1人分の正規の雇用がない状況から1人に対して1人という状況を作り出すことができた。

 そして、この4月。うれしかったのは高校や大学を卒業して就職した皆さんの就職率が過去最高水準になったことです。この前お年寄りの方が「安倍さん、最初の孫が就職するとき、民主党政権時代で、なかなか就職できず、不安な孫の顔を見るのがつらかった。でも次の孫はおかげさまで行きたいところに行けた」。こういってくれました。

 皆さん、若い人たちが自らの手で未来をつかみとることができる社会、働きたい人が働くことができる社会、これこそが希望のある、未来のある社会ではないでしょうか。一緒に作っていこうではありませんか。

 この選挙は厳しい厳しい戦いです。この選挙本当に厳しいんです。野田聖子総務大臣と私が一緒にまいりました。一緒に来るのは初めてです。それぐらい厳しい。どうか皆さんの力を与えていただきたい。この選挙は誰が信頼できるか、そういう選挙です。人気のないときも自民党で頑張った。そういう人こそ信用できる政治家じゃないでしょうか。

 日本を守り抜き、国民の命、平和な暮らしを守り抜くことができるのは、そして日本の子供たちの未来を切り拓いていくことができるのは、私たち自由民主党そして公明党です。よろしくお願いします。ありがとうございました。