衆院選、後半戦に突入 安倍首相「自公政権維持を」 「1強許さず」と小池氏

街頭演説を終え、車から手を振る自民党総裁の安倍首相=16日午前、大阪府高槻市
街頭演説を終え、車から手を振る自民党総裁の安倍首相=16日午前、大阪府高槻市【拡大】

 衆院選(22日投開票)は16日、後半戦に入り、与野党幹部が街頭演説などで支持拡大への訴えを強めた。安倍晋三首相(自民党総裁)は大阪府高槻市で街頭演説し「日本の子供たちの未来を切り開くのは自公連立政権だ」と強調。希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は広島市の街頭演説で「安倍1強を許さないためにも、声を張り上げたい」と政権批判を展開した。

 首相は経済政策「アベノミクス」継続の必要性を訴えた上で、消費税率10%への引き上げ分の使途変更について「子育て世代や、家族の介護に頑張る世代を応援する」と述べ、少子高齢化への政権の取り組みに理解を求めた。小池氏は「皆さんが真に景気を実感できるまで、消費税は凍結すべきだ」と述べ、増税反対の姿勢を重ねて示した。

 公明党の山口那津男代表ら幹部は党本部で開いた常任役員会で、選挙情勢を分析。比例代表の東北、北関東、九州の各ブロックなどを重点対象に位置付けた。