インド、28年までに日独抜き世界3位の経済大国に 英金融大手が予測

ヒンズー教の祭典に参加する大勢の人たち。インドは豊富な労働力や経済の安定性が成長を後押しするとみられている=西部ムンバイ(AP)
ヒンズー教の祭典に参加する大勢の人たち。インドは豊富な労働力や経済の安定性が成長を後押しするとみられている=西部ムンバイ(AP)【拡大】

 インドは、2028年までに日本とドイツを追い抜き、米中に次ぐ世界3位の経済大国になる可能性がある-。そんな見方を英金融大手HSBCが示した。若年層の割合が高く豊富な労働力供給が見込まれることに加え、政治の安定性が成長を後押しするとみられている。現地紙エコノミック・タイムズなどが報じた。

 HSBCによると、インドの16年度(16年4月~17年3月)の国内総生産(GDP)は2兆3000億ドル(約257兆8760億円)となり、世界5位だった。16年度のGDP成長率は前年度比7.1%で、18年度は17年7月に導入された物品・サービス税(GST)による混乱などにより成長率が一時的に前年度を下回るものの、19年度以降は再び成長が加速する見通しだ。

 それに伴い、インドのGDPは28年に7兆ドルに達し、ドイツの6兆ドル、日本の5兆ドルを上回るとみられている。

 輸出主導型で成長してきた中国と異なり、旺盛な内需でサービス業が成長を牽引(けんいん)するインドは今後、製造業や農業といった分野にも注力することが成長を後押しすると指摘される。さらにHSBCは、福祉や教育の向上に加え、ビジネス環境の改善などが成長に不可欠とみている。