イエレン氏ら3人軸に検討 FRB議長人事 パウエル、テイラー氏も

(左から)イエレンFRB議長(ロイター)、パウエル氏(ロイター)、テイラー氏(AP)
(左から)イエレンFRB議長(ロイター)、パウエル氏(ロイター)、テイラー氏(AP)【拡大】

 トランプ米大統領は20日、連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長人事について、現職のイエレン議長(71)、現職FRB理事のパウエル氏(64)、元財務次官で米スタンフォード大教授のテイラー氏(70)の3人を軸に検討していることを明らかにした。米テレビのインタビューに答えた。

 トランプ氏は「もうすぐ決める」と述べ、23日からの週に議長を指名する意向を表明。サンダース大統領報道官は20日の記者会見で「数日以内に発表する」と説明した。

 トランプ氏は「パウエル氏かテイラー氏が議長になるとの予想が大半だ。2人とも非常に有能だ」と指摘。一方で「イエレン氏とも会談した。私は本当に彼女が好きだ」とし、「私が見ているのは3人だ」と述べた。ほかにも候補がいるとし「非常に難しい判断だ」とも語った。(共同)