【衆院選】「投票日の雨勘弁して」 無情の雨予報に各陣営やきもき 埼玉

投票率の推移
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 衆院選は22日に投開票される。期日前投票者数は平成26年12月の前回衆院選を上回るとみられるが、22日の埼玉県内は台風21号の接近により大雨の予報となっており、有権者が外出を嫌う恐れがある。当日の天候が候補者の当落を左右する可能性もあることから、各陣営は空模様に気を揉(も)んでいる。(衆院選取材班)

 「投票先を決めてない無党派層がまだ3、4割もいるだけに投票日の雨だけは勘弁してほしい」と話すのは自民陣営と接戦となっている希望陣営の幹部だ。この選挙区は自民候補がやや優勢で、安倍晋三政権に批判的な無党派層の票を少しでも取り込みたいという。

 また、別の接戦区の自民陣営の幹部は「悪天候になると、投票所から足が遠のくので、電話で支援者に期日前投票に行くよう呼びかけている」と明かす。

 各陣営は投票日の天気が候補者に不利に働かないかと気が気でない様子だ。投票率が下がると、必ず投票に行く組織票を持つ陣営が有利となり、無党派層に頼る陣営には不利になるとの見方がある。

 一方、県の15日までの期日前投票者数は前回の約1・54倍に増えた。19日までのさいたま市の投票者数も前回の約1・73倍を記録。各自治体が前回よりも早めに入場券を送付している効果もあるが、出足の良さから全体の投票者数は前回を上回るとみられている。

 年の瀬に行われた前回の衆院選は晴れだったが、県の投票率は51・97%で小選挙区制が導入された8年以降で最低だった。前々回(24年)は快晴で57・40%。天候だけが投票率に影響を与えるわけではないが、県選挙管理委員会は前回よりも投票所を増やすなど投票率向上策を講じている。