カタルーニャ「独立」の構え スペイン政府と対立、予断を許さぬ段階

 スペイン・カタルーニャ自治州をめぐる同州とスペイン中央政府の対立は予断を許さない段階に入った。19日にカタルーニャ側が独立の主張撤回を拒否し、スペインのラホイ首相は同州の自治を停止する手続きを進めることを指示したからだ。中央政府に幅広い権限を与える憲法の条項が初めて活用されることになる。

 中央政府はラホイ首相がブリュッセルでの欧州連合(EU)首脳会議から戻るのを待って、21日に臨時閣議を開き手続きを承認する計画。首相はその後に、自治停止について上院の支持を得なければならない。憲法学者のホルヘ・デエステバン・アロンソ氏によれば、この手順に2週間がかかる可能性がある。

 カタルーニャ側は一方的な独立宣言に踏み切る構えだ。カタルーニャ欧州民主党(PDeCat)所属のホルディ・シュクラ議員は19日、マドリードのスペイン議会でブルームバーグ・テレビのインタビューに応じ、「数日の間に決断を下すことになろう。もちろん独立宣言を決定することはあり得る。宣言は恐らく1~2週間以内になるだろう」と語った。

 ラホイ首相はサミットの機会を生かし、EU指導者からの支持取り付けを図っている。トゥスクEU大統領はブリュッセルで記者団に、カタルーニャをめぐりEUが介入する余地はないと言明した。(ブルームバーグ Esteban Duarte)

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