衆院選、自民単独で過半数を確保

座る場所を間違え笑みを浮かべる安倍晋三首相(自民党総裁)=22日午後、東京・永田町の自民党本部(沢野貴信撮影)
座る場所を間違え笑みを浮かべる安倍晋三首相(自民党総裁)=22日午後、東京・永田町の自民党本部(沢野貴信撮影)【拡大】

 第48回衆院選の投票は22日午後8時に締め切られ、開票の結果、これまでに自民は単独で過半数の233議席を確実にした。

 22日午後11時32分時点での各党の獲得議席数は、自民238、公明26、希望36、共産8、立憲民主35、維新5、社民1、諸派0、無所属22。

【用語解説】衆院過半数と安定多数

 衆院定数465の過半数は233。憲法56条は特別の定めのある場合を除き、出席議員の過半数で衆参両院の議事を決すると明記しており、政権を担う際に目安となる議席数と言える。各委員会で政府提出法案の否決を防ぐ指標となる「安定多数」は244。法律上の常設機関である17常任委員会の委員長職を独占し、全常任委員会で野党と同数以上の委員を確保できる。全常任委員長ポストを押さえ、過半数の委員も送り込めるのが「絶対安定多数」で261。