【衆院選】敵失に自民巧み 希望失速 立憲民主、逆襲の果報 (1/2ページ)

当選確実を示す花で埋まった候補者のボードを背に、晴れやかな表情を浮かべる自民党総裁の安倍晋三首相ら=22日午後、東京・永田町の自民党本部(川村寧撮影)
当選確実を示す花で埋まった候補者のボードを背に、晴れやかな表情を浮かべる自民党総裁の安倍晋三首相ら=22日午後、東京・永田町の自民党本部(川村寧撮影)【拡大】

  • 当選確実となった候補者の名前に花を付ける立憲民主党の枝野幸男代表(右)と長妻昭代表代行=22日午後、東京都港区(古厩正樹撮影)

 今回の選挙戦は、民進党の分裂により「自民・公明」「希望・維新」「立憲民主・共産など」-の3極が入り乱れる展開となった。希望の失速とは対照的に、堅調だったのは自民だ。政権批判票の受け皿として存在感を示した立民も躍進。両党の本部や各選挙区の事務所は勝勢ムードに包まれた。

 自民

 「おお、早い」「よし、大丈夫だ」。東京・永田町の自民党本部に設けられた開票センター。投票が締め切られると同時に報道各社が「自民党勝利」を伝えた瞬間、会場は歓喜と安堵(あんど)の声が交錯した。

 開票センターに到着した党総裁の安倍晋三首相は自ら、候補者名の書かれたボードに当選確実を示すバラを付け始めた。瞬く間に白のボードが赤色で埋まっていったが、報道各社のインタビューでは「皆さんの能力を発揮できる社会、安心できる日本を作っていく」と控えめな“勝利宣言”となった。

 党関係者は「大勝は野党の“敵失”に助けられた面もある。笑顔を見せることで『慢心』と受け取られないよう注意を払ったのだろう」と話した。

枝野代表「国民に寄り添った政治を進めていく」