【衆院選】真価問われる「安倍外交」 対北制裁の効果を見極めつつ、日米韓の一致行動が焦点 (1/2ページ)

安倍首相=22日午後7時53分、東京・永田町
安倍首相=22日午後7時53分、東京・永田町【拡大】

 衆院選で北朝鮮への圧力路線を訴えてきた安倍晋三首相は北朝鮮有事も視野に入れ、外交・防衛両面で国内準備を本格化させる。国民の負託に応えることができるか。安倍外交はいよいよ真価を問われる。

 「意図的に北朝鮮が緊張を高めている今こそ私たちはブレてはならない。国際社会と連携し、北朝鮮が『政策を変えるから話し合いましょう』と言う状況を作らねばなりません」

 首相は12日間の選挙戦を通じ、全国各地でこう訴え、政府の対北朝鮮政策への支持を訴えた。

 北朝鮮情勢は今後、国連安全保障理事会が9月に全会一致で採択した制裁決議の効果を見極める段階に入る。複数の政府関係者は「今後、北朝鮮の置かれた状況はますます厳しくなる」と口をそろえる。

 米政府高官の発言も緊張感が強まっている。マティス米国防長官は10月9日、「大統領が軍事的選択肢を必要とした場合に確実に実行できるよう準備を整えなければならない」と強調した。ハリス太平洋軍司令官も17日に「想像できないことも想像しなければならない」と述べ、米政府が「最悪の事態」を想定していることをにじませた。

トランプ米大統領のアジア歴訪は大きな意味を持つ