首相は22日夜の民放番組で、自身が掲げた2020年の新憲法施行方針について「一つの目標として掲げたわけだが、スケジュールありきではなく、まずはしっかりと議論を深めていきたいし、より多くの方々にご賛同いただきたい」と述べた。また首相は、「希望の党をはじめ、他の政党とも話をさせていただきたい」と述べ、憲法改正に向けた希望の党との連携の可能性も示唆した。
希望の党は伸び悩み、公示前の57議席に届かない可能性がある。小池氏は22日、出張先のパリで「私の言動で不快な思いを抱かせてしまい、厳しい結果になった。おごりがあったと反省している」と述べたが、代表続投の意向を示した。
立憲民主党は公示前の16議席から3倍に達した。同党の枝野幸男代表は22日のNHK番組で、無所属で出馬した民進党出身者との連携に慎重な姿勢を示した。日本維新の会は公示前の14議席を下回る。共産党は苦戦している。日本のこころは政党要件を失う見通し。
民進党の前原誠司代表は23日未明の記者会見で、希望の党への合流に関し「選挙結果が出たので見直さなくてはいけない」と述べた上で、参院議員と地方組織の扱いを決着させた段階で辞任する意向を表明した。