次期FRB議長パウエル氏指名へ 金融市場は織り込み済み、反応は限定的 空席のFRB理事ポストの行方に関心 (1/2ページ)

ジェローム・パウエルFRB理事(ロイター)
ジェローム・パウエルFRB理事(ロイター)【拡大】

  • 米ワシントンで行われた会合に出席したパウエルFRB理事=2015年8月(ロイター)

 米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に、現職理事のジェローム・パウエル氏が指名される公算が大きくなった。金融市場はパウエル氏を本命候補とみて指名を半ば織り込んでおり、2日の東京市場で株や為替の反応は限定的だった。一方、FRBは現状で正副議長を含む7人の理事ポストのうち3人が空席で、今後、金融引き締めに前向きな人物が入ればドル高要因になるとの声もある。

 「イエレン現議長からの政策の一貫性が保たれるという意味で、金融市場にとっては安心材料」。三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは“パウエルFRB議長”についてこう語る。

 また為替相場への影響に関して、みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは「基本的にドル高方向」と話す。パウエル氏は金融引き締めに慎重とされるが、「米連邦公開市場委員会(FOMC)での合意形成を重視する人物で、パウエル氏が議長になっても米利上げペースが遅くなることはない」とみる。