世界のOSAKA、訪日客で復権へ (2/4ページ)

大阪の観光スポットの一つ、道頓堀にある江崎グリコの大看板を背景に記念撮影する観光客(ブルームバーグ)
大阪の観光スポットの一つ、道頓堀にある江崎グリコの大看板を背景に記念撮影する観光客(ブルームバーグ)【拡大】

 心斎橋、道頓堀、難波千日前などミナミの町並みも人気だ。心斎橋商店街振興組合の前田雅久事務局長は「南に行くほど昔の大阪の良さが残っており、ディズニーランドのように狭い範囲をちょっと歩くだけで次から次に世界が変わる面白さがある」と言う。それも「演出でも何でもない、歴史に裏付けられた全部ほんまもんで、期待を裏切らない」と語る。

 気軽に食べ歩きができることも魅力。前田氏は「店員とのやり取りも気さくにできるし、目の前で作っている食べ物も含め、全てがエンターテインメントになっている」と説明する。観光名所の通天閣や「二度づけ禁止」の串揚げで知られる新世界が典型だが、「非常にゴテゴテして雑多で、国内旅行で敬遠された時代もあるが、それが今再認識されている」と述べた。

 ◆起業数25%増える

 日本銀行の衛藤公洋大阪支店長は、インバウンド消費をきっかけに関西経済がもう一度元気になり始めていると指摘する。「人口減少社会では小売りや外食など消費産業は全体としてパイが小さくなるが、インバウンドが来て消費をしてくれるので、縮小一辺倒だったところにもう一度、成長の機会が出てきている」と語る。