ドイツ銀CEO、賞与規制の不利主張 人材得られず米銀に勝てぬ

クライアン最高経営責任者
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 ドイツ銀行のクライアン最高経営責任者(CEO)は10月26日、2017年7~9月期決算発表後のアナリストらとの電話会見で、欧州の銀行の業績が米国勢に負けている理由について、欧州の銀行が高報酬の行員のボーナスを繰り延べ支払いすることを求める新規則が人材獲得を難しくしているためだと主張した。

 この規則の下ではドイツ銀に新規採用された従業員は、報酬を全額受け取るのに5年勤続しなければならない場合もある。

 同CEOは「競争で不利だ」と明言。同行の7~9月期トレーディング収入は前年同期比30%減と、米国勢のほぼ倍の落ち込みだった。

 ドイツ銀の広報担当、クリスティアン・シュトレッカート氏はコメントを控えた。(ブルームバーグ Steven Arons、Nicholas Comfort)