都市住宅費、給与取りに重荷 月間負担 ロンドンは所得の135% (1/2ページ)

海側から見たバンクーバー市街地。同市は住宅価格の急騰で米国、カナダで最も手頃でない都市とされた(ブルームバーグ)
海側から見たバンクーバー市街地。同市は住宅価格の急騰で米国、カナダで最も手頃でない都市とされた(ブルームバーグ)【拡大】

 世界中の人が都市に移住し住宅を探す中で、明らかなことが1つある。大半の人が住宅費の支払いに苦労するだろうということだ。

 ブルームバーグ世界都市住宅アフォーダビリティー指数によると、世界の105の大都市圏全てで、平均手取り月給は1000平方フィート(約93平方メートル)の住宅を購入したり、3ベッドルームの物件を借りたりするのに十分ではない。

 これは、住宅費を純所得の28%以内に収めるべきだとする米金融機関の一般的な目安に基づいている。純所得の50%を住宅費に充てられたとしても、家賃が手頃だと考えられるのは12都市だけだ。

 住民は都市の土地利用規制、未発達の賃貸市場、資金調達の難しさなど多くの障害に直面していると、住宅価格を研究するダラス連銀のシニアリサーチエコノミスト、エンリケ・マルティネスガルシア氏は指摘する。

 ブルームバーグの指数は、都市の中心部や郊外での住宅の賃貸や購入の手頃さを算出する。ランキングは都市と国の統計オンラインデータベース、Numbeo.comが集計した自主報告データに基づいている。

 新興国が現在、住宅が最も手頃でない都市のランキングで上位を占めており、1位はベネズエラのカラカスで、2位はウクライナのキエフだ。西欧の主要都市で最も手頃でないのはロンドンで、月間の平均賃料や住宅ローンの支払いは純所得の135%に相当する。

 住宅が最も手頃な都市のランキングでは、上位10位のうち米国が4都市、カナダが3都市と、北米が7都市を占めた。両国で最も手頃でない都市圏はバンクーバーで、海外資金流入により住宅価格が急騰した。ニューヨークは全体で真ん中近くの順位だ。

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