東京都が多言語対応ロボの実証実験 庁舎内や観光名所想定 (1/2ページ)

東京都庁第一本庁舎=東京都新宿区(本社チャーターヘリから)
東京都庁第一本庁舎=東京都新宿区(本社チャーターヘリから)【拡大】

 東京都は、11月中旬から来年2月下旬まで都庁内で、接客・案内などのサービスロボットの実証実験を行う。さまざまなシーンで活用が見込まれる多言語対応ロボットについて庁舎内や東京の観光名所など、利用者に案内する場面での利用を想定。技術向上や活用の可能性、社会実装へ向けた課題などを検証する。2020年に開催される東京五輪・パラリンピックとその後を見据え、先端技術の実用化について探る考えだ。

 実験には富士通の「ロボピン」、日立製作所の「エミュー3」、東京都立産業技術研究センターの「リブラ」、NTT東日本の「Sota」、ハタプロの「ZUKKU」の5機種が参加する。

 富士通の「ロボピン」は首、各腕、胴体の根本部分にモーターを配置し、体全体を使って動き、顔のLED(発光ダイオード)の色と連動して感情も表現する。人工知能(AI)を組み込んだ翻訳エンジンで19言語のリアルタイム音声認識、自動翻訳、翻訳結果を文字表示するソフトウエアを搭載した。

 実証内容は、▽話しかけられた言葉をリアルタイムに多言語音声認識し、適切に応答できるか▽質問に対してプロジェクターやタブレット端末などと連携し、庁舎内や観光地の地図などを表示させ、的確な案内ができるか▽対応ログ(記録)や現場で回収するアンケート結果から、サービス利用者の国籍や性別による好みの観光スポットの傾向などを分析し、観光サービスのさらなる改善に生かせるか-などだ。

グローバルでの展開も視野