株、バブル後の最高値超え 好決算寄与、25年10カ月ぶりの水準

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 7日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日続伸し、終値は前日比389円25銭高の2万2937円60銭だった。1996年6月26日に付けたバブル経済崩壊後の終値最高値(2万2666円80銭)を上回り、92年1月9日以来約25年10カ月ぶりの高値水準。海外投資家を中心に、好決算を発表した銘柄などへの買い意欲が旺盛だった。先行きとして2万5000円を目指す展開になるとの見方もあり、世界景気の回復とアベノミクスによる円高是正を背景に進行してきた株高局面は歴史的な節目を迎えた。

 前日の米国株はダウ工業株30種平均など主要3指数が過去最高値を更新したが、7日の東京外国為替市場で円相場がやや円高ドル安に振れたため、平均株価は朝方に小幅に下げた。

 だが、足元で発表が本格化している企業決算は好調に推移しており、下落局面では投資家の買い意欲が強かった。平均株価はプラス圏に転じた後にバブル崩壊後の終値最高値を上回り、取引終了にかけて上昇に弾みがついた。上げ幅は一時404円に達し、心理的節目の2万3000円まであと47円弱に迫る場面があった。

 平均株価の史上最高値はバブル絶頂期の89年12月29日に記録した3万8915円87銭。翌90年の年初から下落し、バブル崩壊による景気悪化とともに92年3月には2万円を割り込み、同年8月には1万4309円41銭まで落ち込んだ。その後の平均株価は上昇局面もあったが、政府の景気対策や米国のIT景気を背景に96年6月に付けたバブル崩壊後の終値最高値を超えられない状況が続いていた。

 野村ホールディングスの永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)は「今後、企業の成長を後押しする政策が実行されるなどすれば、平均株価は中長期的に2万5000円を目指す展開になる」とコメントした。