東京株が乱高下 一時2万3000円台乗せ→午後は390円安の場面も

日経平均株価が急伸、25年ぶりの2万3千円台に株価ボードの写真を撮る株式関係会社員=9日午前、東京都中央区(春名中撮影)
日経平均株価が急伸、25年ぶりの2万3千円台に株価ボードの写真を撮る株式関係会社員=9日午前、東京都中央区(春名中撮影)【拡大】

 9日の東京株式市場は日経平均株価が乱高下し、取引時間中の高値と安値の差が859円と、米大統領選でトランプ氏勝利が確実となった昨年11月9日(1315円)以来の大きさだった。午前は大幅反発し、一時は約25年10カ月ぶりに2万3千円台に乗せたが、午後は急落して400円近く下げる場面があった。終値は前日比45円11銭安の2万2868円71銭だった。

 朝方は好調な企業業績や前日の米株高を追い風に、上げ幅は一時468円に達した。しかし、午後に入ると先物主導で売りが強まり2万3千円を割った。マイナス圏に転じてから20分余りで下げ幅は一時390円に広がったが、買い戻しも入り小幅続落で終えた。

 東証1部の売買代金は4兆9935億円と、平成26年11月4日(5兆4304億円)以来の規模だった。

 2万3千円近辺は、バブル経済絶頂期の元年12月に記録した史上最高値から21年3月につけたバブル崩壊後最安値までの下落分の半分を回復した水準。三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは「水準的に一服感が出やすく、来週は決算発表も一巡するため、調整が出やすかった」と話した。