十八銀行は減収減益 最終利益は前年同期比15・4%減の32億円 2年連続で減少

 十八銀行は8日、平成29年9月中間連結決算を発表した。日銀のマイナス金利政策による貸出金利の低下が影響し、最終利益は前年同期比15・4%減の32億円と、2年連続で減少した。一般企業の売上高に当たる経常収益は6・9%減の240億円で、減収減益となった。

 本業のもうけを示すコア業務純益(単体)は、経費削減などで、前期より4億円増えた。

 貸出金残高(9月末現在)をみると、同7%増の1兆6205億円だった。ただ、内訳をみると、企業向けなどの事業性融資は4・1%減った。個人ローンや地方自治体向け融資を積み上げたが、地銀本来の「稼ぐ力」が低下している現状が浮き彫りとなった。

 同銀行の鷲崎哲也常務は福岡市内での記者会見で「特に金利がタイトな東京市場で、大幅に融資が減った。大企業向けもリスクに見合わない融資は抑制した」と述べた。

 一方、長崎市で記者会見した森拓二郎頭取は、ふくおかフィナンシャルグループとの経営統合について「公正取引委員会との交渉は進めている。今の停滞している状況をもって、統合をやめるという考えは一切ない」と強調した。