後発ウォルマート猛追 米モバイル決済でアップル超え視界 (1/3ページ)

米カリフォルニア州バーバンクにあるウォルマートの店舗。同社はモバイル決済サービスに力を入れている(ブルームバーグ)
米カリフォルニア州バーバンクにあるウォルマートの店舗。同社はモバイル決済サービスに力を入れている(ブルームバーグ)【拡大】

 米国でのモバイル決済サービスで、米小売り最大手ウォルマート・ストアーズの「ウォルマートペイ」が米IT大手アップルのiPhone(アイフォーン)向けサービス「アップルペイ」を近く追い抜く可能性が高まっている。アップルペイに1年遅れで実用化されたウォルマートペイが店舗での取り組みなどの積極策でユーザー数を伸ばしている。

 店舗と通販で展開

 4774店舗で利用可能なウォルマートペイの1日当たりの新規利用者は4、5カ月前は数千人だったが、数万人に増加している。ウォルマートで同事業を統括するシニアバイスプレジデントのダニエル・エッカート氏が明かした。新規利用者の3分の2が、21日以内に再び利用しているため、米国内の加盟店舗における利用で、ウォルマートペイがアップルペイを上回る見込みだという。

 「新規ユーザーの増加が鈍化しない限り、間もなく追い越せると考えて当然だ」と同氏は自信を見せる。米調査会社クローン・コンサルティングのリチャード・クローン最高経営責任者(CEO)は、米国で月に2回以上サービスを利用するアクティブユーザー数で、ウォルマートペイが来年末までにアップルペイを超すと予想する。

 アップルペイは2014年の実用化以降、家電販売チェーンのベストバイや大手百貨店メイシーズなどの小売店と提携を進めてきた。

 ウォルマートペイは約1年遅れて15年12月に開始された。関係者によると、ウォルマートとアップルは決済サービスの連携に向け協議を重ねたが、技術的に難しく16年3月に物別れに終わったという。

両社が狙うモバイル決済市場