東証、大幅続落 午前終値316円安の2万2552円 米減税延期を懸念

下げ幅が一時300円を超えた、日経平均株価を示すモニター=10日午前、東京・東新橋
下げ幅が一時300円を超えた、日経平均株価を示すモニター=10日午前、東京・東新橋【拡大】

 10日午前の東京株式市場は、米国の法人税減税が1年間延期になる見通しだと伝わり、嫌気する売り注文が出て日経平均株価は大幅に続落した。下げ幅は一時300円を超えた。

 ただ中間決算が好調だった一部企業の株価は上昇し、平均株価は下げ幅を縮める場面もあった。

 午前終値は前日終値比316円65銭安の2万2552円06銭。東証株価指数(TOPIX)は18・97ポイント安の1794・14。

 米ダウ工業株30種平均は法人税減税への期待が後退して9日に100ドル超下げた。東京市場にも投資家の慎重姿勢が波及し、買いを手控える動きが広がった。

 企業業績の拡大観測を強めてきた円安ドル高の進行が止まり、反転して円高に振れる恐れがあると警戒され、幅広い業種の銘柄に売りが出た。

 平均株価は7日、1996年に記録したバブル崩壊後の最高値を突破しており、相場に過熱感があることも売り優勢の要因となった。9日は乱高下して取引時間中の高値と安値の差が859円に達し、市場では当面不安定な値動きになりやすいとの見方も出ている。