米当局、AT&Tと攻防激化 タイム・ワーナー買収 (1/2ページ)

米ジョージア州アトランタにあるCNNの本社。米当局はAT&Tにタイム・ワーナー傘下のCNNの親会社を売却するよう要請した(ブルームバーグ)
米ジョージア州アトランタにあるCNNの本社。米当局はAT&Tにタイム・ワーナー傘下のCNNの親会社を売却するよう要請した(ブルームバーグ)【拡大】

 ■CNNかディレクTV売却要請

 米通信大手AT&Tによるタイム・ワーナー買収計画をめぐり、米司法省反トラスト当局との攻防が激しさを増している。関係者によると、司法省はAT&Tに対し、タイム・ワーナー傘下でCNN親会社のターナー・ブロードキャスティングかAT&T傘下で衛星放送大手ディレクTVの売却を要請した。交渉が合意に至らない場合、司法省は来週にも合併計画の差し止めを求める訴訟を起こす可能性があり、AT&Tも法廷闘争に向けた準備を進めているという。

 資産売却案の内容については別の関係者が、AT&TがCNN売却を提案し、政府側が拒否したと説明するなど、情報が錯綜(さくそう)。AT&Tのスティーブンソン最高経営責任者(CEO)は8日、「CNN売却を提案したことなどないし、そうするつもりもない」と断言した。

 当局の懸念は、AT&Tがタイム・ワーナーを買収してコンテンツを手に入れた場合、有料テレビの競合会社のコスト上昇につながるのではないかという点にあると関係者は指摘している。

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