ツイッター、大統領は別枠 習主席に感謝の「つぶやき」

 中国を訪問中のトランプ米大統領は8日、北京での習近平国家主席の歓待に感謝するコメントをツイッターに投稿した。同大統領がお気に入りのコミュニケーションプラットフォームを中国で使うのは初めて。中国当局は自国民が欧米のソーシャルメディアを利用することを総じて禁じている。

 トランプ氏は「北京の故宮での忘れられない午後と夕べを習主席と彭麗媛夫人に感謝する。あす午前に再び会うことを、私と妻のメラニアは楽しみにしている」と書き込んだ。

 トランプ氏が中国本土からツイートすることの是非をめぐってはアジア歴訪前から周囲が気をもむ問題となり、サイバーセキュリティーや外交、ビジネス上の問題、人権に関する懸念を引き起こしていた。

 関係者によれば、ホワイトハウスは大統領が先週歴訪に出発する前に内部で協議したほか、米国の防諜担当の当局者に意見を求めた。

 しかし、トランプ氏の北京からのツイートは少なくとも一つの問題に答えを出した。厳しいコミュニケーション網規制を敷く中国当局はトランプ氏を妨げないということだ。

 中国は自国民の大半に対してツイッターを利用できない状態にしているが、仮想プライベートネットワーク(VPN)にアクセス可能な人はソーシャルメディア規制を回避できる。(ブルームバーグ Margaret Talev)