中国の社債投資家は警戒 党大会終了で規制強化に本腰

 中国の公共債相場が下落し、10年債利回りが3年ぶりの高水準に上昇する中、中国企業の社債投資家は影響を免れているが、その幸運は尽きつつあるかもしれない。

 華創証券は積極的なレバレッジ(借り入れを利用した投資)縮小策について「共産党大会が終了した現在、中国の債券保有者は空から落ちてくるナイフに当たる可能性がある」と指摘した。

 インフレ加速や中国人民銀行(中央銀行)が米金融当局に追随して借り入れコストを引き上げるリスクも、債券相場全体に影を落としている。

 オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の曲天石マーケットエコノミスト(上海在勤)は「社債利回りは今後1年、大幅に上昇する公算が非常に大きい。規制強化やデフォルト(債務不履行)がその引き金となる可能性がある。銀行以外の金融機関の大半が保有する債券は社債なので、社債が売り込まれれば深刻な結果になり得る。銀行は規制強化に関する当局の意図を過小評価している」と指摘した。

 屈慶氏ら華創証券のアナリストはリポートで、規制強化や債券の元利払いに支障を来すことへの懸念が生じたら、相場は短期的に大幅調整するかもしれないと指摘した。(ブルームバーグ Tian Chen)

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