ボーイング受注は古い案件 中国向け300機、トランプ氏が絶賛

 中国との貿易赤字を縮小し、米国内の雇用を増やす手腕をアピールするのに熱心なトランプ米大統領は9日、米ボーイングが中国から旅客機300機を受注したことを絶賛した。しかし関係者によれば、北京で発表された合意の大半は古いニュースだった。

 関係者によると、370億ドル(約4兆2000億円、大口購入に通常適用される割引を考慮しない額)相当の購入注文は、締結済みの契約が主体だ。報道機関への情報提供が許されていないことを理由に匿名を希望した関係者によれば、今回の合意は主に、2013年に成立した既存の契約でカバーされる航空機が対象という。

 国営の中国航空器材集団は9日、ボーイングへの狭胴型機260機、広胴型機40機の発注を発表した。ボーイングはこれが新規の受注だったかどうかを確認することを控えた。中国航空器材はコメント要請に応じなかった。

 これとは別に、米ゼネラル・エレクトリック(GE)はトランプ大統領の訪中に合わせ、総額35億ドルに上る3件の商談を成立させた。その契約相手には上海吉祥航空やICBCファイナンシャル・リーシングが含まれる。(ブルームバーグ Haze Fan、Dong Lyu)

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