サベコ株、年内に売却開始 ベトナム政府、まず29億ドル調達

 ベトナム政府は、保有する同国ビール最大手サイゴンビール・アルコール飲料総公社(サベコ)の株式放出を12月までに開始する。第1回の売り出しによる調達額は少なくとも29億ドル(約3300億円)になる見通し。

 ベトナムのダナンで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)最高経営責任者(CEO)サミットに出席したアイン商工相は9日のインタビューで、フック首相が年内にサベコ株を36.8~53.6%売却する商工省の計画を承認したことを明らかにした。その上で、「準備作業は仕上げ段階にあり、この第4四半期に1回目の株式売却を実施する」と発言、「われわれは国内外の投資家に株式を売り出す」と語った。

 サベコの株式売却をめぐっては、ベルギーのアンハイザー・ブッシュ(AB)インベブやアサヒグループホールディングス、タイ・ビバレッジを含む外国企業約6社が入札の参加登録を昨年済ませている。ユーロモニターによれば、ベトナムのビール需要は2002年以降、中産階級や若年層の拡大を追い風に300%伸びた。複数の入札候補企業は、現在79億ドル近いサベコの評価は高過ぎるとみている。(ブルームバーグ NguyenDieuTuUyen)

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