香港拠点は、DHLが世界3カ所で運営する航空貨物向けの「グローバルハブ」の一つ。日本やアジア、中東などアジア太平洋地域の国際宅配便の集積・再配送を担う。04年に開設し、過去10年間の貨物取扱量は年平均で12%伸びている。
香港国際空港自体の貨物取扱量は世界1位(16年)で、24年には第3滑走路の完成が予定されるなど、貨物需要のさらなる取り込みが期待されている。
ケン・アレン最高経営責任者(CEO)は14日、香港拠点で記者会見し「ネット通販や越境ECのブームで世界の国際貨物は第二の黄金期を迎え、物流量は急拡大している。顧客の求めに応じることで成長を続けたい」と述べた。