日欧EPA巡り電話会談へ EU「進捗状況を評価」

 欧州連合(EU)の行政執行機関に当たる欧州委員会の通商当局者は14日、年内の最終合意を目指す日本との経済連携協定(EPA)を巡り、マルムストローム欧州委員(通商担当)が15日午前(日本時間同午後)に河野太郎外相、世耕弘成経済産業相と電話会談を行うと明らかにした。「交渉の進捗状況の評価を行う」としている。

 日欧EPAは7月に大枠合意。だが、投資紛争の解決策では隔たりが大きく、最終合意に向けた焦点となっている。

 同当局者は電話会談では「特定の問題については話し合わない」と述べ、投資紛争に関して突っ込んだ協議は行わない見通しを示唆した。一方で「残る数週間を使って前進させる」と説明。解決を図る意向も示した。(共同)