【高論卓説】安保大改革、安定政権に期待 北緊迫、他国頼みの防衛がリスク (2/3ページ)

 その際、最も危険にさらされるのは、近隣諸国、特に北朝鮮に明らかな敵意を見せている日本であり、核弾頭で脅されながら「金を出せ」といわれ続けるリスクもある。正確には、「過去の戦争での賠償金を払え」とか「工業団地の開発に協力せよ」といった類と思われる。

 こうした、少し考えれば分かる悪夢の将来を想定すれば、特に、若い現実的世代を中心に、わが国の「核武装論」や「敵基地攻撃能力保有論」が湧きあがるのは当然で、憲法に自衛隊を明記するというレベルを超越した改革が必要だ。現代戦では、サイバー・宇宙空間が当初は主戦場になるが、憲法改正には国民投票も必要なことを踏まえると、現実的には、まず、これら分野への本格対応から始めるべきかもしれない。

 短期的には、しばし挑発が沈静化しているが、互いに引くに引けないトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、近い将来に行きつくところまで行くという見方もある。例えば、在韓・在日米軍の家族が大挙して帰国するクリスマス休暇周辺などに米国が軍事オプションを取るという見解もある。

常識・現実的には、米軍が勝利はするものの…