【仮想通貨の衝撃(3)】「1万円が1億円」ビットコイン長者が続々も…周辺に潜むリスク (2/3ページ)

家電量販店であるビックカメラの店頭。ビットコインでの決済が可能な店舗も増えてきた(ブルームバーグ)
家電量販店であるビックカメラの店頭。ビットコインでの決済が可能な店舗も増えてきた(ブルームバーグ)【拡大】

  • ビットコインの両替サービスを提供する端末(ブルームバーグ)

 1万円が1億円以上に

 ビットコインの最初のブロックが誕生したのは2009年1月のことだった。これが、仮想通貨の事実上のスタートということになる。それから1年以上を経た2010年5月22日に、実際のピザ店で初の取引が成立した。これを記念し、5月22日は「ビットコインピザの日」とされ、実際に取引されたLサイズピザ2枚を基準にしたレートの指標「ビットコインピザインデックス」もうまれた。

 2枚のピザは1万ビットコインで取引されたという。当時のビットコインは、1BTCが1セント以下。円ドル間の為替レートは1ドル=90円前後と大いに円高だった当時、このピザ2枚は5000円前後だったものと推測される。

 そんなビットコインはその後、急速にその価値を高めていく。初めての取引から7年強を経た現在のビットコインのレートは、1BTCが70万円以上。初取引時点のレートが仮に1BTC=1円(1セント程度)だったとしても、なんと70万倍以上という驚異の値上がりをしたことになる。

 そんなこともあり、黎明期からビットコインを所有し続けていた場合、そのキャピタルゲインは莫大(ばくだい)だ。米国では、それこそ1BTCが1セント程度の頃に100ドル(1万円程度=当時)分のビットコインを購入。その後5年間忘れていたが、思い出して確認したところ1億円以上になっていた、という話が続出することになる。1万円が1億円以上に、である。それこそ宝くじの世界だ。

取引所が経営破綻、利用者の保護も未整備