東証反発、一時300円高 米株高や円安を好感

 21日の東京株式市場は、米国の株高や円安ドル高を好感した買い注文が先行し、日経平均株価(225種)は反発した。前日終値からの上げ幅は一時、300円を超えた。

 午前終値は前日終値比226円62銭高の2万2488円38銭。東証株価指数(TOPIX)は15・23ポイント高の1774・88。

 前日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均が反発した流れを引き継いだ。外国為替相場が円安ドル高傾向となり、株式市場では製造業の輸出採算の向上を期待した買いが入った。

 トランプ米政権が北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定すると表明したが、市場では「北朝鮮の出方を見守る必要があり、投資家の反応は限定的だろう」(大手証券)と指摘する声があった。