ベンツのスイートで空の旅 エミレーツ、ファーストクラス投資拡大 (1/2ページ)

 長距離の航空路線運航で世界一のエミレーツ航空がファーストクラスの明るい未来をアピールしている。大量輸送重視の多くの航空会社とは対照的に、ボーイング777の最上級クラスをグレードアップするため積極的に投資した。

 アラブ首長国連邦(UAE)での「ドバイ航空ショー」初日の12日、エミレーツのティム・クラーク社長は新しいファーストクラスのデザインを披露した。床はハードウッドで、複数のムード照明が楽しめるほか、機体中心部のスイートであっても、映し出された窓の外の様子を楽しめる工夫が施されている。

 ドイツの自動車メーカー、ダイムラーの高級車部門「メルセデス・ベンツ」と協力し、米ロックウェル・コリンズが組み立てたこのスイートを生み出すため、巨額の資金を投じたとクラーク社長は言う。

 クラーク社長は「ファーストクラスが消えつつある中で、ビジネスクラスの改良で対応している航空会社が多いという見方がある。だがエミレーツのファーストクラス需要は引き続き非常に強いと伝えておきたい」と語る。新たなファーストクラスの機体はブリュッセルとジュネーブの路線にまず投入され、その後シカゴやオーストラリアのパースなどの都市への路線が続く可能性が高い。

ファーストクラスは珍しくなりつつあるが…