【東京市場の注目銘柄】(29日)JFEホールディングス、5.9%高

 ≪鋼材の国際市況上昇を予想≫

 【鉄鋼】 JFEホールディングス(5411)が前日比5.9%高の2595円、新日鉄住金(5401)が4.2%高の2616.5円、神戸製鋼所(5406)は4.4%高の1056円。SMBC日興証券は鉄鋼セクターの業種格付けを「中立」から「強気」に上げた。環境規制強化のため中国で開始された粗鋼減産は世界生産の6~12%に匹敵し、春先の需要期に向けてユーザーなどで在庫が積み増しされ、鋼材の国際市況は上昇すると予想。JFEHDの投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に上げた。鉄鋼は東証1部33業種の上昇率1位。

 ■三菱ケミカルホールディングス(4188) 3.8%高の1224.5円。野村証券は、アクリル樹脂原料のメタクリル酸メチル(MMA)やPETフィルム、有機EL(OLED)向けクリアフィットなど全体的に業績が堅調である点が事業説明会でコメントされたと指摘した。

 ■堀場製作所(6856) 7%安の6910円。SMBC日興証券はNAND型フラッシュメモリーの需給が軟化する可能性が高まり、半導体製造装置向け利益依存度の高さがマイナス材料になると指摘。投資判断は「アウトパフォーム」から「中立」に下げた。

 ■アマダホールディングス(6113) 2.1%高の1483円。みずほ証券は目標株価を1500円から1700円に上げた。懸念されていた国内受注は8月以降にプラスへ転じモメンタム(勢い)は改善傾向にあるとみる。

 【保険】 東京海上ホールディングス(8766)は3.7%高の4911円、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)は3.7%高の3578円、第一生命ホールディングス(8750)は3%高の2254.5円、T&Dホールディングス(8795)は3%高の1806円。野村証券は東京海上HDや第一生命HD、T&DHDは超長期金利上昇や海外子会社とのシナジー発揮などで株主還元拡大が期待できると指摘。保険は東証1部33業種の上昇率2位。

 ■ジンズ(3046) 6.8%高の5810円。コンタクトレンズ事業に参入すると29日に発表。1日使い捨てコンタクトレンズ「JINS 1DAY(ジンズワンデー)」を2018年初頭からインターネットで販売する。

 ■幸和製作所(7807) 東証ジャスダック上場2日目の29日寄りつきで初値7980円を付けた。公開価格3520円の2.3倍に当たる。終値は9250円。高齢者向け歩行補助車(シルバーカー)などを手掛け、福祉介護用品も製造、販売している。

 ■ポエック(9264) ジャスダック上場2日目の29日午後に付いた初値は公開価格750円の4.4倍に当たる3280円。終値は2580円。環境関連事業でポンプや空調機などの製造・販売を手掛け、消防防災機器や熱交換器、焼却炉なども扱う。

 ■トレードワークス(3997) 29日にジャスダックに新規株式上場(IPO)し、公開価格2200円に対し2.3倍の5060円買い気配のまま取引終了。証券やFXのシステム開発、セキュリティー診断事業を手掛ける。(ブルームバーグ)