【東京市場の注目銘柄】(1日)コマツ 5.7%高

 ≪力強い増益基調の継続を予想≫

 ■コマツ(6301) 前日比5.7%高の3678円。モルガン・スタンレーMUFG証券は投資判断を「オーバーウエート」で調査再開、目標株価は4800円に設定した。中国に加え、鉱山機械を中心とした非中国新興国も牽引(けんいん)役となり、力強い増益基調が継続すると予想。株式市場の関心は中国事業に偏り、株価調整は適切な投資機会と指摘した。

 ■セガサミーホールディングス(6460) 1.3%安の1340円。遊技機事業の収益下振れを踏まえ、2018年3月期の営業利益計画を200億円から前期比56%減の130億円に減額。SMBC日興証券は、大幅な下方修正や遊技機市場低迷の影響が19年3月期も続く可能性が高まってきた点がネガティブとみる。

 ■コーセー(4922) 2.9%高の1万7710円。JPモルガン証券は、目標株価を1万7600円から2万1000円に上げた。中国と米国でのプレゼンス強化が日本の化粧品企業のグローバル化を推進する要件で、それを見事に成功させていると評価した。

 ■東急建設(1720) 2.3%高の1110円。東海東京調査センターは、投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価1500円で調査を開始。渋谷駅周辺再開発などが最盛期を迎え、18年3月期は売上高が前期比約3割増加、増収効果により営業利益は15%増を予想した。

 ■NTT(9432) 2%安の5761円。ドイツ証券は、投資判断を「ホールド」から「売り」に下げ、目標株価は6000円から5400円に見直した。固定電話などレガシー系収入の落ち込みが逆風で、業績は中期的にコンセンサス(市場予想)に対し期待外れになるとみる。第5世代移動通信システム(5G)投資や料金設定での政府介入などが重しとなりNTTドコモ(9437)の収益も低下するとした。

 ■エイベックス(7860) 5.5%高の1634円。東海東京調査センターは、投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価2570円で調査を開始。松浦勝人社長のリーダーシップの下、事業の選択と集中で全社的な改革を実施、収益基盤は拡大傾向にあると分析した。

 ■オープンハウス(3288) 3.8%安の5330円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断を「買い」から「ホールド」に変更。11月14日に発表した初の中期経営計画などを好感し株価が上昇、来期予想1株利益と妥当PER9.6倍から算出した目標株価5700円との乖離(かいり)率が縮小したため。

 ■トナミホールディングス(9070) 8%高の5180円。東海東京調査センターは、投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価6500円で調査を開始。トラック運送業界は貨物輸送量が増加基調にあり、下半期以降の運賃単価の上昇本格化を想定した。

 ■トレードワークス(3997) 東証ジャスダック上場3日目の1日、公開価格2200円比6.2倍の1万3600円で初値を形成。終値は1万4690円。初値上昇率の大きさは06年12月上場の商品情報管理ソフト会社、eBASE(3835)の6.4倍以来。(ブルームバーグ)