公式の仮想通貨、是か非か 世界の主要中銀が対応する2つの問題 (1/2ページ)

 仮想通貨ビットコインの誕生から8年。世界の中央銀行はデジタル通貨の潜在的なプラス、マイナスの両面について認識を深めている。

 中銀にとって、世界経済を守る上で対応する問題は大きく分けて2つ。1点目がビットコインが一時1万ドルを突破する中、ますます注目を集めるさまざまな仮想通貨の出現と広がりについてどうすべきかということ。2点目は公式な仮想通貨を発行すべきかということだ。主要中銀の対応をまとめた。

 ◆米国

 米連邦準備制度理事会(FRB)の仮想通貨に関する調査はまだ初期段階にあり、ビットコインについて中銀が答えを出すことにあまり熱心ではない。次期議長に指名されたパウエル理事は今年、技術的な問題が残るとし、中銀が仮想通貨を発行するならプライバシーの問題があるかもしれないと指摘した。

 ◆ユーロ圏

 欧州中央銀行(ECB)は繰り返し、デジタル通貨に投資する危険性について警告してきた。コンスタンシオ副総裁は9月にビットコインは通貨ではなく、オランダで17世紀にバブルを引き起こした「チューリップ」のようなものだとの見方を示した。クーレ理事もビットコインの価値が不安定であり、脱税や犯罪へのつながりが主要リスクだと指摘した。

中国、日本、国際決済銀行の対応は